日帰り安近短 鉄道独り旅 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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◎2018年(平成30年)以降 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆ここで取り上げている旅行は、おおむね次の要件に該当するものです。 ◎主たる移動手段は、基本的に鉄道(JR東日本線)。補助的に他JR、私鉄、車、バス、船舶などを利用。航空機はここではありえない(※1)。 1.「三連休パス」(ウィークエンドフリーきっぷ、ゴーゴー3DAYSきっぷ、その他これに類するもの)を利用したもの 2.「土・日きっぷ」「ウィークエンドパス」を利用したもの 3.「小さな旅ホリデー・パス」(南東北ホリデー・パス)を利用したもの 4.通常の乗車券等を用いたもの。 ちなみに「青春18きっぷ」は、07年暮れになって初めて使いました。 ※1 非常災害による交通途絶でやむを得ず航空機を利用した例あり。 ◎夜間の睡眠は自宅で行う。 ただし、一部に宿泊・車中泊(※2)を伴ったものもありますが、 一泊程度で、前後の行程が日帰りの場合、やっていることが日帰りと変わりない場合や不可抗力の場合などは、 「宿泊」「車中泊」として一応カテゴリーに含めています。 ※2 夜行列車で一夜をすごすこと。自動車に寝泊りするのではありません。 ◎出立して帰宅するまで単独行動。 まれに、知人・友人と同伴または待ち合わせもありますが、前後の行程ではやっぱり独りなので、除外していません。 (なお、たまに自家用車で遠出するときは、たいてい助手席に誰か乗っているので、除外) 分類の仕方は、かなりファジーなものであることをご理解ください。即ち、管理人が「ここだ」と言えば「ここ」ということです。 ◆何をしに行くの? 1.乗り鉄、撮り鉄、蒐集鉄等のいわゆる「鉄チャン」稼業、 地図鉄 2.博物館・美術館・水族館等の観覧 (通称「館(やかた)巡り」) 3.コンサート鑑賞 (クラシック しかもマーラーばっかり) 4.イべント見物 (博覧会・季節の伝統的な祭、同人誌即売会などなど) 5.名所旧跡巡り 6.町並み散策 7.食べ歩き 8.地図とチーズの購入 9.その他、旅の目的を達成するために特に必要と認めたこと(気まぐれに) 10.上記に付帯する一切の行動 乗り鉄が目的でも、せっかく彼の地に赴くのならば、出来るだけ途中で降りて、ぶらぶら歩きをするように心がけています。 現地滞在時間は、1時間半以上あれば御の字。どこか1箇所、じっくり見聞するだけの余裕はあります。 なお、関東・甲信越方面へは、「首都圏の人たちが気軽に遊びに行く場所へ、山形から出かけてみよう」 というコンセプトで行動しています。 ◆「何日も県外脱出するなら、泊まればいいのに・・」と多くの人から言われるのですが、 ◎日帰りのメリット 1.宿泊費がかからない。 2.自宅で入浴し、(たとえ3〜4時間でも)自宅で就寝することでリラックスし、疲労回復をはかれる。 実際には、行き帰りの山形新幹線や仙山線の車中でしっかり仮眠をとっています。 3.宵越しの荷物は持たない主義。 展覧会の図録(結構かさばり、しかも重い)やお土産などは、その日のうちに自宅に持ち帰り置いておける。 4.天候・体調がすぐれない場合など、順延・中止の決断を下しやすい。 ◎日帰りのデメリット 1.それほど遠くには行けない。(現時点では、豊橋、飯田、南木曽、金沢、長万部のあたりに「お釈迦様の指」がある。) 2.地酒で郷土料理をじっくり味わうとか、夜景を眺めるとか、徘徊する(?)とか夜の愉しみはほとんど捨てている。 3.終盤は時間が足りず、弊サイトの趣旨に反し(?)、どうしても駆け足になる。(泊り掛けでもあまり変わらないが・・・) ◆実際の行程の組み方 ◎ほとんど気まぐれかつ脈絡がないのですが、傾向としては次のとおりとなります。 1.北に行った翌日は南に行く。もしくはその逆 (これを「振り子式旅行」と言い、「三連休パス」などでよくやります。) 2・海を見たら、翌日は山に行く。もしくはその逆 3.太平洋を見たら、翌日は日本海沿岸に出る。もしくはその逆 4.好天に外歩き(散策、物見遊山)をして、翌日荒天だったら館(やかた)巡りに徹する。もしくはその逆(?) ◎優先的に考慮すること 1.コンサート 期日と時間がピンポイントで決まっている。 2.祭り イベント 期日が決まっている。 3.展覧会 期間が決まっている。 4.季節的な景勝 混雑を避けるため、最盛期を少しはずす。 5.廃線が決まった鉄道 おおむね廃止日の二月前まで乗り納めを済ましておく。運行最終日は絶対に行かない。 ◎できるだけ避けていること 年末年始・大型連休・お盆期間中は、近頃はまず出かけません。 多くのフリーきっぷが適用除外期間であることと、人出が多いことが理由。 何でわざわざ高いきっぷを買って、人ごみにまみれなければならないのか、ということです。 ◎出発駅・到着駅について その日ごとの始めと終わりの駅が、山形、北山形、天童、さくらんぼ東根、村山、新庄、愛子と分散しています。 これらの駅と自宅との間は、徒歩+鉄道(左沢線)利用または自家用車で対応しています。 どの駅からはじめるかは、列車の接続、混雑の程度(三連休初日午前中は混雑が激しい)を勘案して決めていきます。 ◆土・日きっぷ、三連休パスの使い勝手について(ひとつのものの見方として仙台駅を東京駅と比較) おことわり 「土・日きっぷ」については、収益の確保を理由に平成22年3月27〜28日通用分をもって発売が終了されました。 そもそも「土・日きっぷ」は、「ウィークエンドフリーきっぷ」が、これも収益の確保を理由に平成12年に廃止された際の代替として、 首都圏限定で発売されたものでした。平成16年4月に「土・日きっぷ」のエリア内すべての窓口で購入できるようになって、山形県内 でもその手ごろな値段と利便性が広く受け入れられることとなりました。 地元で「土・日きっぷ」を購入できたこの6年間において、まさに「日帰り安近短 鉄道独り旅」の黄金期を形成したといえると思います。 それらの旅を通して、様々な知見を得、経験を重ねることができたことに心から感謝するものです。 「三連休パス」については、収益の確保を理由に平成22年3月20〜22日通用分をもって発売が終了されました。「ウィークエンドフリー きっぷ」、「ゴーゴー3DAYSきっぷ」から変遷を経ながらも、北東北、道南地方への足がかりとして重宝いたしました。 なお、「土・日きっぷ」の代替として「ウィークエンドパス」が平成22年4月3日〜4日通用分から、「三連休パス」の代替として「スリーデー パス」が平成22年7月17日〜19日通用分から発売されます。いずれもエリア内は乗車券として乗り降り自由。新幹線・在来線特急、急 行、指定席等の料金券は別途購入することになります。 ◎「土・日きっぷ」で新幹線指定席利用の場合、1往復でモトが取れる区間、取れない区間。値段は18,000円(2008年現在)
秋田・山形・宮城・福島・茨城・群馬・栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨・長野・静岡・新潟 東京から出掛ける場合、用途はほぼ宮城・山形・新潟行きに限られるのに対し、 仙台からは、南関東・甲信越の広範囲に利くといえそうです。 ◎三連休パスにおける現地滞在時間(2008年3月15日改正ダイヤによる)
具体的な実証はしていませんが、この2時間が余計にあると、行動範囲は飛躍的に拡がってくると思います。 なお、新幹線指定席利用で1往復する場合、たとえば ・ 仙台〜函館(新幹線乗り継ぎ割り引き適用) 27,600円 ・ 仙台〜東京 21,180円 ・ 仙台〜長野(大宮乗換え) 31,240円 三連休パスの券面金額は26,000円なので、単純に上記ひとつのコース選択では、コスト上のメリットは小さいです。 しかし、JR東日本管内エリアで仙台の位置を見たとき、ほぼ中間点にあたり、管内ほとんどが日帰り可能であることから、 北行きと南行きの行程を組み合わせることで、著しくメリットは増大します。 管理人はこれを「振り子式旅行」と呼んでいます。 ◎「三連休パス、土・日きっぷ・ゴールデンエリア」 ・ 仙台駅で「やまびこ202号」への接続列車 東北本線 下り521M(岩沼始発) 上り570M(小牛田始発)、仙山線1822M(愛子始発)、仙石線542S(東塩釜始発) ・ 仙台駅で「やまびこ225号」からの接続列車 東北本線 上り468M(白石行) 下り1587M(松島行)、仙山線1887M(愛子行)、仙石線2347S(東塩釜行) したがって次の区間については、「三連休パス、土・日きっぷ・ゴールデンエリア」といってもいいのではないかと思います。 ・ 東北本線 岩沼〜松島間、 ・ 仙山線 仙台〜愛子間、 ・ 仙石線 あおば通〜東塩釜間 以上のことから、仙台近辺に住んでいる人にとって「土・日きっぷ」、「三連休パス」の使い勝手は非常に有利だと考えます。 ちなみに山形駅の場合、福島−仙台「やまびこ」より福島−山形「つばさ」の方が、約30分余計にかかるし、仙山線で仙台 までは 約1時間15分かかります。ちょっとうらやましいところです。 とはいうものの、現に旅行を愉しんでみると、山形駅も、その実なかなかつぶしの利く、悪くない地点だと思っています。 山形に住む人であることに、心から感謝したいと思います。 ◆きっぷの使い分け ◎前段のことを踏まえると、おおむね次のとおりになります。(2001年4月から2010年3月まで、金額は2009年時点) ・ 仙台に行って戻るだけなら 「Wきっぷ」 (山形〜仙台 往復1,500円) ・ 宮城県、福島県、山形県を回りたいとき 「小さな旅ホリデーパス」 (南東北エリア2,400円) ・ 関東・甲信越を手広く回りたいとき 「土・日きっぷ」 (18,000円) ・ 更に北東北・北海道檜山・渡島方面まで足をのばしたいとき 「三連休パス」 (26,000円) ◎「土日に青春シリーズ」 これまで、特に東海地方は、「土・日きっぷ」のエリア外ということと、日帰りでは遠く、泊り掛け・夜行で行くには近すぎる 感覚があってなかなか足が向きませんでした。 ’07年12月になって、「土・日きっぷ」を往復きっぷ見あい、「青春18きっぷ」をフリーエリア乗車券見あいで組合わせる ことにより、JR東日本のエリアを越えていろいろできることに気づきました。大垣夜行などを利用することで翌日午前中の ほぼ半日の時間を確保し、「青春18きっぷ」を用いて自由に周遊します。復路は直江津、塩尻、熱海から山形まで「土・日 きっぷ」を用いて在来線特急と新幹線で一気に帰宅します。 この方式によって東海方面のみならず北陸、京阪神方面も探訪する楽しみが加わりました。 なお、「土・日きっぷ」が廃止されたのちは、替わりに「ウィークエンドパス」を利用することとし、「週末に青春シリーズ」と 銘打って継続する予定です。 ◆改めて感謝したいこと ◎フリーきっぷの分野で、ここまで大盤振る舞いをしてくれたJR東日本 ◎ちょっと意地悪だけれども、大きな天変地異に遭遇させることなく、ともかくいつも無事に通してくれるお天道様 ◎業務とはいえ、快くサービスを提供してくださる鉄道、旅行代理店、施設、お店等のスタッフの方々 ◎思いがけないところで会話を交わしてくださる一期一会の人々 ◎こんな道楽者を静かに見守ってくれる家族 ◎決して頑強ではないのに、好奇心やわがままにもしっかりついてきてくれる自分の体 ◎このサイトをご覧いただいている皆様 おかげさまで旅行の始めから終わりまで何事もなく、しかも心楽しくすごしております。 本当にありがとうございます。
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